Wahoo KICKR Desk は怪しくない
読む気とか時間がない人向けまとめ:
KICKR Desk は KICKR Headwind と同じくらい、あると便利系の製品で使い始めると便利なので、既に他の何かで同じ機能を代替している場合や、既に気になっている場合は買ってみてもいいかもしれません。
※筆者は 2019 年末に Wahoo KICKR, KICKR CLIMB, KICKR Headwind, そして KICKR Mat をまとめて買って、それ以降ほぼ毎日使っている程度のインドアサイクリストです。最近 KICKR Desk を買ったことでついに KICKR Ultimate Bundle が完成しました。
KICKR Desk の良い点
- 700C のホイールのちょっと上くらいから最近流行の昇降デスクの高さの最大値ぐらい（84cm から 122cm）まで高さを変更できる。これにより例えば未使用時に多くの場合自転車の上に覆い被せることができる
- 高さの変更は両脚の部分の穴にピンをはめ込んで高さを固定する、いわゆるプッシュピン方式で、それぞれの脚のピン（ボタン）を押して変更する必要があるため誤って高さが変わる可能性はほぼない
- 天板は滑りにくいゴムの素材になっていて、ノートパソコンを使ってインドアサイクリングをしている人はキーボードを打っていてもパソコン本体が滑らないし、スマートフォンやジェルなどの小物を雑に置いても滑らない
- 土台のフレームの３箇所についている車輪は非常によく転がるので移動しやすい
- 天板の手前と奥にある溝にスマートフォンやタブレットを立てかけることができる
KICKR Desk の良くない点
- 天板の耐荷重がよくわからない（記載がない）。ただしそれなりに重いし大きいので大人一人が両肘をついてもたわむようなことはない
- スマートフォンやタブレットにケースをつけている場合、前述の溝は幅が狭くて使えない
- 車輪は前後のみで横方向には動かない
- KICKR の他の製品の金属パーツと同様、脚は特に汗などによって容易に錆びそうではある
- 他の製品と違ってパッケージは簡素な段ボール（どうでもいい）
ということで 100 点かと言われるとちょっと難しいですが、そもそも 100 点の机がどういったものかよくわかりませんし、似たような商品を試していない現状では、もはやなかった頃に戻れと言われたらちょっと嫌だなという感じです。普通に便利でなぜもっと早く買わなかったのかと思うくらいです。
KICKR Desk を買おうかなと思っている人は、KICKR Mat の全長である 2m 弱より少し（30cm から 50cm 程度もしくはそれ以上）縦のスペースがあった方が自転車を含めた自由度の高い設置ができるというか、「ペインケイブ（pain cave）」がちょっと窮屈だな、とか狭いなと感じることがなくなると思います。横幅に関しては KICKR Mat の横幅（91.4cm）に十分収まります。
最後に、KICKR Desk の詳しいレビューは 6 年も前に DC RAINMAKER 氏が投稿していますのでよろしければそちらもどうぞ。こちらのレビューを見る限り、それ以降現在も KICKR Desk 自体は特に大きなアップデートをしていないようです。
他、最近 CyclingTips の記事でも言及されています。
